2011年08月16日

7 SOUL / Folder(2000)

さて、すぐに書くつもりがずいぶん空いてしまいました。
なんか、書き出したら妙に長文になってしまい、いかんもうちょっと頭を冷やそうと思いまして^^;

誰得なのはあいかわらず、Folderの2枚目にして最後のオリジナルアルバム、「7 SOUL」のレビューです。

私、今無人島に持っていくCDを1枚だけ選べと言われたら、これになりそうです。それくらい入れ込んでおります。....はっ、CD買えなかったんやった;;データでもいい?いい?

自分の手持ちの中からで本当に申し訳ないんですけれど、このアルバム、漫画「はみだしっ子(三原順)」のイメージアルバムみたいです。いえ、「はみだしっ子」自体は初出1975年の古い漫画で、大知君は連載中この世に生まれてもおりませんが....
成長している最中で、バタ臭くて、一生懸命で、子供のくせに妙に大人びて小難しくて....
もし、このアルバムを好きで、はみだしっ子を知らない人、もしくはその逆にはみだしっ子を好きだった人でこのアルバムを聴いた事のない人はぜひぜひ確認してみてほしいです。

この声変わり中のアンニュイな大知君のヴォーカルは、すごくグレアムっぽいです。そうそう、そういえばグレアムもクラブでピアノを弾いて歌っていました。
前のアルバムの頃はマックスかな。
※はみだしっ子のそれぞれに特にぴったりな曲を1曲ずつ選んでみました。わかる方はお楽しみください<いるかしら....

1.Reality(Folder featuring Daichi)
当時、前作のFolderが好きで聞いた人は、いきなり1曲目にこれでびっくりしたでしょうね。
思春期の少年のヤングアダルト小説に書かれるような普遍的なテーマを、もうぴったりな歌声で。

2.Lady Butterfly
わあ、大知君たら大人になってっ!って感じ。これが小六の歌う歌でしょうか^^;すごいセクシーであります。うっとりして聴いてしまいますが、今まさに小六のムスコが歌ったらびっくりするわー。

3.Everlasting Love(Folder featuring Daichi)
このクリップをたまたま見たのがFolder熱の始まりだったんですが。その声、その髪型(ぼさぼさのおかっぱ)、そのだぶだぶのコート。ああ、公式でないので貼れないのが残念です。
大人大知君(<この言い方は失礼ですか^^;?)がセルフカバーをした「Everlasting Love 2007」はdwango.jpで配信しております。このためだけにドワンゴにまた一瞬入会してしまった....うーん、でも私的にはやっぱり、初代のインパクトが強いです。

4.太陽だった
5.サヨナラガイエナイ
このアルバムの聴き始め、この2曲を続けて聴くと泣きそうになるので、通勤電車では注意が必要でした^^;iPodを聴いていて涙ぐんでいる私を見たらまずこの最中なのでそっとしておいてほしい....ってゆーか引きますよね、そうですよね^^;
「サヨナラガイエナイ」の「最初から全部をやり直してもまた同じ場所で壊れてしまうのかな」という歌詞が、ぐっとくるのです。

6.YOU MAKE ME FEEL BRANDNEW(Folder featuring Daichi)
以前にも触れましたが、カバーです。これ、リードヴォーカルはAKINAちゃんですね。フェイクとかも。ちょっと音域的に大知君は苦しそうですが、色っぽくしあがっています。

7.BAD ROUTING
AKINAちゃんソロ曲。AKINAちゃんだって、中2なんですよ。なのにこの色っぽさ。そして大知君のかっこいーラップ。....大人大知君はあんまりラップしないですよね(してるのかな)?なんでだろう。ラップ部分はプロにおまかせ....な感じですけど、この耳の良さに裏付けされた(たぶん)完璧なラップ、もったいないなー。

8.I WANT YOU BACK (english ver.)
カバーです。ここで声変わり前の声に。とはいっても、やっぱりかすかにハスキーな感じがするんですけどね。

9.Glory Glory (7 SOUL Version)
クリップだとちょっとAKINAちゃんのヴォーカルがつらい感じもあるのですが、こちらのバージョンでは上手になっています。ボイトレの成果かな?
成長するすばらしさと、少しの哀しさを歌っている名曲です。「やさしさや強さを競わないで」という歌詞があるのですが、ここに「やさしさ」を入れたところが秀逸だなあ、と思うのです。
この曲は育っていくエネルギーではち切れんばかりのマックスに。

10.Crazy for you
また、声変わり中のセクシーヴォイスでセクシーな歌を^^;
この曲はグレアムです。ええ。「モラルの三日月悲しませても」なんてグレアムとしか言いようがありません。

11.BOHEMIAN RHAPSODY
いやあ、あの歌がこうなるとは、とびっくりしたカバーです。聴かないと信じられないかもですが、しっとりしたいい曲です。
この曲をアンジーに。だって、一番マザコンでしょ?

12.I WANT YOU BACK (DJ HASEBE REMIX)
んんー。それほどいうことは、ない、な。

13.HELLOW AGAIN (TINYVOICE YOUNG SOUL REMIX)
切ない、切ないかわいらしい声(おそらく「TINYVOICE」が示すところの声変わり前の声)で。サビのところで、例えば「いつかきっとHello Again 君にたどりつくまで」というところまで盛り上げて、「僕はどれだけのさびしさと出逢う」と下がっていく、まるで寄せては返す波のようなメロディラインを繰り返すのですが、この返す方のメロディと声がもう....切ない!
これをサーニンに。この一途な感じが....

14.Everlasting Love (P.K.G MIX)
で、この行進曲のようなミックスがまた切なくて....例えて言うならば、きらびやかな象さんがいて、チアガールがいて、紙吹雪が舞って、「皆様お楽しみいただけましたでしょうか?これにてFolder一座の講演は終了いたします。ありがとうございました!」といっている、最後のパレードのような....
だって、本当に奇跡のような1枚。大知君はいるけど、「大地」君はもういない。切ないなぁ....

あれ、やっぱりまだ頭冷えてないですね^^;?

posted by おすぞう at 07:36| 奈良 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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